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~住む人の健康を守る、体にやさしいエコな住まいをつくりたい~ と願うリフォーム屋の夫婦です。


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肥満の責任は誰?何?

昨夜たまたまつけたNHKのBSで、アメリカにおける食育の特集をしていました。
なんでも、現在アメリカでは子供の肥満が大問題になっており、
子供で5人にひとり、大人で3人にひとり(!)が太りすぎという調査結果が発表されているそうです。
その原因をあげてみると・・・

・経済格差が開いてきたこともあり、母親が手作りの食事を与えるより、
 外食する方が安上がりなこと。

・30年前と比較して、ファーストフードを始めとする外食産業で提供される一人前の量が
 増えて、一回で食べる絶対量が増えたこと。

・学校給食がほとんど存在しないため、昼食に子供の好きなジャンクフードを持たせることが
 多いこと。

などなど、かなりの悪循環が起こっているようです。

現地調査をしていたのは、調理師専門学校を運営するご存知服部幸應先生。
久しぶりに訪れたニューヨークで、以前に比べてあまりに太り過ぎの人が多いことに驚いたそうです。
確かに、日本では目にすることのない体型の人だらけ。

手軽に食べられて満腹感を得られる、ハンバーガーやピザを長年食べ続けたために肥満になったと、食品会社を相手取り、訴訟を起こすケースが後を絶たないとか。

肥満になると心臓病や糖尿病、あらゆる生活習慣病を引き起こし兼ねないということで、
食べる量を減らすための胃のバイパス手術を希望する子供が(というか親?)
3ヶ月先まで予約が取れない状況だそうです。

身の周りに体に良くない食品が溢れていて、それを食べるしか選択肢が無いということが、
子供の肥満に拍車をかけているとも言われています。

今や食品メーカー自体も企業としての姿勢を問われる時代となり、かなりの数のメーカーが
独自に食育に関する教材を作って各学校に無償で配っているそうです。

小学校の食堂にサラダバーを設けたり、学校内の自販機から炭酸飲料を一掃したり、
食に関する授業を取り入れたり、学校側にもいろいろな工夫が見られました。

でも、服部先生も言っていましたが、なんといってもまず親が学び家庭で実践すること。
これが一番だと思います。
口に入れる物について親がいつも気を遣っていれば、子供は自然とわかってくるんじゃないでしょうか。
好き嫌いせず食べるとか、できるだけ添加物が入っている物を食べないとか、
塩分や糖分を取り過ぎないとか、親が日常的に注意している姿を
たぶん子供達も見ていると思います。

子供達が大きくなったときに、ちゃんと選ぶことのできるチカラを身につけていて欲しい。
そのためには今私たち親が出来ることをしてあげなくては・・・
と、この番組を見て改めて思いました。

とは言っても、たまにはハメを外したいこともあるだろうし、手抜きしたい時もある。
あまりがんじがらめに縛りつけないよう、多少余裕を持って生活して行こう・・・
な~んて自分に言い訳したりしてます。^^;



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by alpha-style | 2006-05-15 10:25 | 食べもの